中国北京に行った際に訪れたい名店中の名店シリーズ。今回のお店は、「老北京」という名店を紹介します。
老北京というお店
1876年創業の146年続いている名店です。時代でいうと清王朝の末期になります。そして、北京市内で3店舗のお店を構えています。また、その中の1店舗はのれん分けしたお店です。
最初はリアカーひとつでスタートしたお店です。日本でも天下一品などがありますが、中国でも同じような歴史を持ったお店があるんですね。
創業者である夫婦に子どもが恵まれず、隣人の姚さんにレシピを伝えました。そして、その姚夫婦が味を守り、お店を広くしてきました。戦争時もレシピだけは離さず守り続けた歴史の情に詰まったお店です。レシピを離さず持っていた姚夫婦は、1985年にお店を再開することが出来ました。現在はお孫さんが継いで味を守り続けています。
そんな、情にあふれた名店の名物料理は「褡裢火烧」です。
褡裢火烧という料理
この料理名の由来は、下級労働者が身にまとっていた制服が「褡裢」であり、当時は下級労働者しか食さなかったためこの名前が付きました。
この料理は、豚肉と野菜を和えた餡を包んで焼き上げた料理です。その味は、餃子に似ています。豚しかし、肉と和える野菜によって味が変わるため一口に褡裢火烧と言っても様々な味が楽しめます。
見た目は焼き餃子のようですが、食感は少しもっちりとした生地であるため薄いピザのような生地に餡が詰まっています。おすすめの食べ方はニンニク醤油につけて食べる食べ方です。お仕事中に行く方は口臭ケアを忘れずに行ってくださいね。
中国の地元の方は、朝ごはんにも食するぐらい馴染みある料理です。皆さん週に1回は食するほどの人気を誇ります。冷めても美味しいため、お弁当としても愛されています。
この料理を広めた有名人がいます。それは、中国が世界に誇るアクション大スターです。映画の中でこの料理を食するシーンを入れたいと熱望し、実現したことで一気に全国的な知名度になりました。
まとめ
今回紹介した「老北京」は、味を生み出した夫婦と味を守り続けた夫婦の人間愛あふれるお店です。そんな、情にあふれるお店を世界的なアクションスターも愛したのです。
皆様もこの人間愛にあふれた名店中の名店に行っていただき、身を挺して守り続けた料理の味をぜひ味わってみてください。異国の地とはいえ、人の温かみを感じれる料理は必ず皆様を素敵な気分にさせてくれます。
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