中国北京に行った際に是非訪れてほしい名店中の名店シリーズ。
今回は、「門釘李」です。
門釘李という名店
このお店は、1873年創業の149年の老舗です。
北京市内に3店舗店を構えています。
名前の通り、「李」さんしか経営できないというお店です。現在は37代目の李さんが経営しています。しかも、男性しか厨房に入ることが許されていないというのです。お店の特徴とは言え、面白いですよね。
北京市内で「李さんのお店行こう」と言えば、この門釘李に行こうという意味であると皆が理解するほどのお店です。
ここの売りは、なんと言っても「門釘肉餅」です。このお店は、この「門釘肉餅」のみを提供するお店です。一つのメニューで150年ほどの歴史を作れるという事は、それだけでこのお店の凄さを物語っていると言えますね。
門釘肉餅の由来
門釘とは、紫禁城の門に装飾されてある丸いボタンのようなものであり、形がそれに似ていることから門釘肉餅と名付けられました。名付け親は、清王朝末期の西太后(皇帝の奥様)が名付けたとされています。それは、まだ名前のなかった家庭料理を当時の李さんが西太后にふるまった際に決まりました。料理を食べた時に、紫禁城の門にある門釘が目にはいった西太后が形が似ているからと名付けました。
写真で見ると形がそっくりなのが分かりますよね。紫禁城に行く予定の方は絶対に確認しましょう。
門釘肉餅
この料理は、牛肉と野菜(セロリがメイン)でできた餡を餃子のように包んで焼き上げる料理です。この料理には、厚みセンチ以内直径5センチ以内で作らないといけないというルールもあります。実際に食べる際は確認してみてください。
お肉と野菜の甘みがたっぷりあり、表面は焼き上げているため香ばしくその味は絶品です。
この料理には、食べ方があり、まずは穴をあけて皮のみをまず食します。そして、次に中の餡を食べます。最後に、中の肉汁を飲みます。そのあとは、皆様のお好みで大丈夫ですが、最初にこのステップを踏んでから楽しんでください。
アツアツになっているため、焦って食べるのは禁物です。火傷してしまいますので、ゆっくりと楽しんでください。
まとめ
今回は、「門釘李」さんを紹介しました。北京市内で「李さんのお店」の愛称で親しまれている名店中の名店です。
このお店唯一のメニューである「門釘肉餅」を食べる前にはぜひ紫禁城にて門に装飾されてある門釘を実際にみてから来てください。由来を知ってから食べる門釘肉餅は、何も知らない時より数倍美味しく感じますよ。
くれぐれも火傷に注意して、歴史ある料理を楽しんでください。
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