日本人が知らない紫禁城。紫禁城に行く前に抑えとくべき世界遺産の秘密とは・・・

龍の彫刻
紫禁城

中国最大の都市、北京。北京のシンボルと言えば紫禁城ですよね。紫禁城は知っているけど何が凄いのかよくわからないという方へ、日本人の知らない紫禁城について、現地民から調査しました。

今回は、そんな紫禁城について解説していきたいと思います。

紫禁城とは

そもそも紫禁城とはいったい何なのでしょうか?

紫禁城とは中国の明王朝・清王朝の皇居にあたるお城です。

世界最大の建築物に指定されています。その面積は72万平米もあります。部屋数は、9999.5部屋もあります。

1406年に建築が始まり、1420年まで14年間かけて造り上げられました。南北の長さは961メートル、東西の長さ753メートル、周囲は高さ10メートルの城壁に囲まれています。

四隅に角楼があり、この角楼だけでも世界遺産に認定されるほどの建築物です。

この歴史的建造物には色んな謎や逸話があります。それを紹介していきます。

紫禁城

部屋数がなぜ9999.5部屋と中途半端なのか

部屋数を聞いた際に思うことは、すごい多い部屋があるという事となぜ一万部屋にしなかったのかという事だと思います。この端数にはいろんな意味があると言われています。

・劉伯温という総設計師が完成間近に夢をみて、夢の中の人物に天国には部屋の数が1万あり現世で天国と同じ部屋数を作ることは許されないと告げられたため最後の部屋を完成させることなく建築を終えたという逸話があります。

現在はその半数の部屋を見学することが出来ます。

紫禁城平面図

場内の南側にしか木が植えられていない?

紫禁城に近づいていくとその建物の壮大さが目に飛び込んできます。

日本ではよくお城周りに松の木などの木々が植えられていますが、紫禁城には南側の一部の地域にしか植えておりません。それはなぜでしょうか?

それは、

  1. 火災を防止するため
  2. 皇帝様の威厳を保つため、敷地内に視界を遮る木々を植えることが許されなかったため。
  3. 皇帝の安全のため、刺客などが隠れるスペースをなくすため
  4. 城壁を上から見ると周囲は口のように見えます。その中に木があると困という感じを連想させるため、縁起が良くないとされています。

皆様も訪れた際には木々の場所にも注意してみてくださいね。知っていると現地での観光がより楽しくなりますよ。

紫禁城場内

なぜ紫禁城の四隅の角楼が世界遺産なのか

冒頭でもお伝えしましたが、場内の四隅にある角楼はその建築のみで世界遺産に登録されています。

なぜ、この建築が凄いのかというとどの角度や方角から見ても同じ形に見えるように設計されている高度な建築技術を結集したものであるからです。

角楼

この角楼は、

  1. 周りからの敵襲の監視をする役割
  2. 兵糧としての役割

があります。それがなぜ同じ形になっているのか、それは一目見て紫禁城が近いことを知らしめるためであったそうです。

紫禁城の城内には龍の彫刻が至る所にある。数は未知数

紫禁城を歩いていると龍の彫刻が無数にあります。

それは、昔の皇帝は自身を龍の長男であると捉え「真龍天子」であるとしていた。

そのため、龍の彫刻が無数に刻まれています。その数は4万とされているが、何度統計を取っても数が合わない程無数になるため実際の数字は未知数である。

皆様も訪れた際にはご自身で数えてみるのも面白いかもですよ。

龍の彫刻

まとめ

歴史的に有名な紫禁城ですが、建物そのものだけではなく細部まで魅力がいっぱい詰まっています。

是非今回の事を参考に現地で確認頂ければと思います。

他の方とは違った楽しみ方もできると思いますよ。

紫禁城

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